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ビューティフルな未来へ

 

皆さん、お元気ですか?
元・北陸支店長の中林です。
すっかりご無沙汰してしまいました。

で、あの二人はどこに行ったんだ?

 

という話もチラホラと聞こえてきましたが、ご安心ください。
われわれ二人はさらにパワーアップして元気に活動しています。

しかし、いざ外に飛び出してみると、やはり大きな会社にいるのは居心地よかったし、安心安全な生活だったなぁと思います。起業社会と言われますが、自分たち自身で会社を経営するってのは、いやなかなか難しいもんです。

 

マイクロソフト時代から、考え方や行動が面白いとか、あるいは現実的でない、突拍子もないなど、さまざまなご意見を頂戴してきました。

ただ、決してウケ狙いでやったわけではないのです。(当たり前ですが…)

少しマジメな話をすると、われわれの頭の中には「いままでどおりではダメだ。このままでは外国に負けてしまう」という強烈な危機感があります。この危機感を原動力として、従来の枠組みや考え方にとらわれず自由な発想を大切にしよう、そして生まれてくる新しい発想をどんどん試してみようという行動規範のようなものを作り上げてきました。

それが、過去にこのブログでご紹介してきた数多くの取り組みのもとになっています。

 

しかし元来欲張りな二人なものですから、もっと深く、もっと広く実験してみたいという思いが膨らみ、だんだんと「マイクロソフト」という大きすぎる枠組みが少し窮屈に感じられ、それで自分たちの会社をつくってみようということになりました。

価値ある経験をたくさん積ませてもらったマイクロソフトへの恩返しとして、昨年8月26、27日に横浜で開催された「Tech・Ed 2009」で、史上最高スコア(過去15年間で最も高い評価をいただきました。ありがとうございました)を出したのを最後の仕事として、2009年9月より本格的に新会社をスタートさせました。

 

われわれの会社の名前は「ピアズ・マネジメント株式会社」です。
こちらに社名の由来や創業にかける思いを書いております。ぜひ会社名だけでも覚えておいてください)

目指すべき方向はどこか?

われわれの果たすべき役割は?

何のために働くのか?

ということを徹底的に掘り下げながら、現在は、われわれが得意とする、組織改革やセールス&マーケティングにおけるコンサルテーションを中心に活動しております。

 

このブログの読者であればご想像がつくのではと思いますが、お客さまにとってはわれわれの提案は非常に強烈みたいです。
業務革新ひいては経営革新を邪魔しているのは、お金がないからでも、ITが整備されていないからでも、優秀な人材がいないからでもなく、すべて当事者(つまり社長、あなたです!)の頭の中にある固定観念だ、という視点は意外にもびっくりされることが多いです。

しかし、われわれは体験的に、最初に変えるべきは他の誰でもなく自分自身の頭の中であり、それを作り上げている行動を多少強引にでも変えてみることが、固定観念を破る早道だということを知りました。しかも行動を変えるのには工夫次第でお金をかけずともできるということも分かりました。

いまはとんでもない不況期ですが、別の視点からすると組織変革を行うとんでもない大きなチャンスがやって来ているともいえます。この厳しい時代だからこそ、いままでのやり方や考え方にとらわれず、本当に会社を伸ばすことに全員でチャレンジすることが可能です。

われわれは、EA チェーン、シェアドノート・テクノロジー、L&E アプローチなどの独自の実践手法と、クラウドコンピューティングを組み合わせることにより、この流れを加速できると考えています。そして、あらゆるレベルの個人を強くし、あらゆる組織の競争力を高めるために、すべてを賭けてみたいと考えています。

われわれの勝負が吉と出るか凶と出るかは、まさに神のみぞ知るというところですが、自由な発想を大切にし、思う存分に持てる力を発揮する世界を、そんなビューティフルな未来を想い描いて、やってみます。

今後は、こちらのブログからより有用で面白い情報を発信してまいりますので、引き続きご覧下さい。

これからもよろしくお願いいたします。

 

ピアズ・マネジメント株式会社
代表取締役社長

中林秀仁

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emesseを振り返る その1

5月21日~23日に石川県産業展示館においてemesse kanazawa 2009が開催されました.今回のイベントでは本当に多くの方々のお力をお借りして無事終了することができました.あらためて御礼を申し上げます.

今回はWindows7を搭載したタブレットPCを複数台お借りし持ち込みましたが,ご無理を聞いて頂いたうえに,わざわざ東京,名古屋から金沢まで駆けつけて頂いた日本HP様には多大なる感謝を申し上げます.本当にありがとうございました.パンフレットは全部履けました)

ブースに貼るポスターについては,本当に本当に当日にご無理を言ってお願いし,印刷して頂いたリコー中部石川支社様,富士ゼロックス北陸様に多大なる感謝を申し上げます.というか,この複合機界の雄を天秤にかけること自体,我々北陸支店かなりナメてますが,まさか本当に2社とも快く印刷して頂けるとは完全に想定外でしたので.本当にありがとうございました.(複合機の宣伝しておきました)

我々2日目にはステージにもあがりましたが,これまた直前になって写真撮影をお願いしたファーストコンピュータ専門学校の江尻先生,ありがとうございました.こちらの写真もあらためて使わせて頂きます.(学校の宣伝しておきました)

我がブースの前を通ったばっかりに直前になってセッションの録画を無理やりやらされた通りすがりの学生諸君.本当にありがとうとございました.リアルな感想がそのまんま入っていてイイ感じです.「やべー.」「まじかよ」「フツーに欲しい」等.

NOTE:ちなみにあとで確認してみたところ,最近の若者言葉では「すげー」と同義で「フツー」というらしいですね.つまり「フツーに面白かった」というお言葉は,かなり面白かったと解釈してよろしいようです.あざす.

その他にも数え切れないほどの方々のお力をお借りして3日間を乗り切ることができました.本当にありがとうございました.

ブースはこんな感じでした.

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場所は学生さんたちのブース近くで,終始にぎやかな場所でした.

お向かいにいたのは,石川高等専門学校.タブレットPCを使ったのは初めてということでしたが,さすが女子高生,こういうツールを初めて手にしてからモノにするまでがとにかく早い.

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石川高専が出展していたのはコエラリという帽子に付けた赤外線受信機の位置認識によるボールの打ちあいゲームでした.ボールの速さはマイクからの発声量(のみならず特定の言葉)で変えられるという感じで,見た目の可愛さとは相反してかなり硬派なプログラム(組込み系&DirectX,音声認識)を組んでます.昨年秋にはプログラミング初心者だったという当時の2年生女子チームが,1年を待たずにここまで成長することに驚きを覚えました.(C#という言語の習得のしやすさにも)

強烈な好奇心というのは人を行動に駆り立てる原動力です.乾いた砂が水を吸うが如く様々なものを吸収し,新しい発想を次々と生み出す彼女らと話をしていると,なんかこっちまで楽しくなってきます.

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タブレットPC&OneNoteで描いた即席のコエラリ説明書

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せっかくなのでコエラリで遊ばせて頂きました.ゲームは超得意のつもりでしたが,井の中の蛙でした.北村先輩にはコテンパンにやられましたが,とても楽しかったです.プログラミングコンテストで優秀な成績をおさめているだけあって,ホントよく出来たゲームでした.

想像を形にできるのがプログラミングの醍醐味,これからもどんどんプログラミングを楽しんでくださいね!HAPPY PROGRAMMING!

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女子に続いてやってきたのが,小松工業高校のキッズ(1年坊主).
普段のコストやらCO2の削減がどうだとか,コンプライアンスがどうだって話に彼らは全く興味ありません.ここでこそマイクロソフト社員としての真価が問われました.

キッズに色々とサプライズを見せ,触らせ,エクスペリエンスを演出したわけですが,その結果がこれです.

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この真剣な眼差しに,思わず僕も本気で色々と説明しちまいました.とにかく興味が湧くままに質問のシャワーを浴びせかけてくるキッズたちにいちいち応えていたわけですが,気が付くと取り囲まれてました.かなり囲まれてました.

最後は何度も何度も頭を下げて「あざした!あざした!俺たちがんばりますから!」なんつってバスに駆け出す彼らの背中に「今見せたテクノロジを生み出すのは10年後のお前たちなんだぜ」なんてキザなセリフをつぶやいてみるフリをしてみたりしました.

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emesse kanazawa 2009 でお会いしましょう

いやー。ホントすみません。なぜか忙しいです。ブログ更新全然できてませんでした。ゴメンナサイ。

最近じゃぁ雑誌やWebでも取り上げて頂き、講演に至っては「出張禁止」にも関わらず、関東、関西、中部まで出張させて頂いております。セミナーにご参加頂いた方々には、この場をお借りして厚く御礼を申し上げます。ありがとうございやした!!!

さて、明日5月21日より、石川県産業展示館におきまして北陸最大のイベント(IT系の)e-messe が開催されます。ありがたいことに、我が北陸支店も参加させて頂くことになりました。皆様のお越しを中林支店長と共に、ブースで首を長くして待ってます。というか、このエントリをご覧になられた方は、必ず当ブースに来ることになります。なぜならば!

「ブログを見た!」

と言って頂ければ、もれなくお店では絶対に手に入らない「Windows Server 2008 Hyper-Vドリンク」を無理やりプレゼントしてしまうからです!!(いらねー泣)

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それだけではありません日本hp様のサポートを頂きまして、開催期間中、次期Windows OSである Windows 7 が搭載されたPCを複数準備させて頂いています。Hyper-Vドリンクがいらなくても Windows 7 を体験しに来るってのはどうでしょうか!!

あと、ホントにホントについでで結構ですが、ステージにも上がりますので、必ず見に来てください。
まじびっくりさせますから。

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それでは、会場でお会いしましょう!アデュー!

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タスクとスケジュールを管理する – その7 OneNote と Outlook の連携

■スケジュールを管理する■

前回まではタスク管理に焦点を当ててきました.今回はタスクと並んで重要なのはわかっちゃいるけど,面倒なスケジュールの管理を見ていこうと思います.

これまで僕はスケジュールを管理するために,手帳を使っていました.

スケジュール帳 (640x480)
写真1. 筏井職員のかつての手帳

しかし実際のところ,これを使いこなすことは非常に困難です.その困難の理由の一つはITとの相性の悪さでしょう.メールやグループウェアを使いながらスケジュールだけは手帳を使うというのは毎日が二重,三重入力の連続ということです.これはどう考えても大いなる矛盾です.結局いつの間にかスケジュールはPCで管理することになり,手帳はスケジューラではなく単なるノートとして持ち歩くことになるわけです.

■Outlookを活用して効率的に情報管理■

現在北陸支店では手帳を禁止し,代わりと言っちゃぁなんですが Outlook を活用しています.残念ながら Outlook も OneNote と並んであまり話題に上らない製品ですが,実はこいつも極めて洗練されたツールです.

そして,ここまで見てきた通り OneNote は凄く便利なツールではあるのですが,Outlook と連携することで,個人の作業は,さらに飛躍的に効率化されます.

■スケジュールとタスクを分離して考えるなかれ■

写真1を見ればお分かりのように,これまでスケジュールはスケジュールとして管理し,別のページ(あるいは別のツール)でToDoリストやノート,メモを管理するのが普通でした.だけど,これではスケジュールとタスク,その他メモ類が分散しているせいで,結局無駄に仕事とスケジュール管理に時間がかかっていて,その割には,作業の効率化が図れていないという大きな問題が残るのです.

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図1.OneNoteによるタスク管理&リアルタイム報告

これは前回ご紹介した日々の仕事を優先度分けして管理し,かつ報告になっているタスクマトリクスです.書いたメモはフラグを立てて,いつまでに作業を完了するのか期限を設定します.

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図2.Outlook によるスケジュール管理

タスクマトリクスで立てたフラグは,なーもしなくても,そのまま Outlook のスケジューラの下段に「仕事」として連携されてます.上段はスケジュール管理で,ご来客やお客様訪問の時間などが管理されています.当然ながら外出や来客の間はタスクをこなすために時間を使うことはできません.すなわち予定表とタスクは一見無関係のようで,実はひとつの時間を食いあうという競合関係にあるわけです.「金曜日までに提出します」と言いつつ,金曜日は終日外出する予定になっているのに,どうやって提出するの?みたいなことが起こるってことです.

だからスケジュールとタスクは分離して管理しちゃダメです.だけどまとめて考えるのは面倒だし時間がかかる.だから Outlook くんにやらせるのです.Outlook はそういうの超得意です.

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図3.Outlook によるメール管理

Outlook は個人の「メール」「スケジュール」「仕事」「連絡先」を管理するためのツールです.そして,こちらのメール管理画面の右側にはさらなる気の利いた「To Do バー」なるウィンドウがあります.その日のスケジュールとやるべき仕事が一覧になっています.これも自動的に表示してくれます.実際のところ,タスク管理上最も確認する機会の多いのが,この To Do バー ということになります.便利すぎて.

ということで,タスクマトリクスで立てたフラグは,このようにスケジューラやTo Do バーなど,色んなところに出てくることはおわかり頂けましたでしょうか.まじサイコーっす.

■アクセシビリティは重要■

OneNoteでメモし,立てたフラグは至る所からアクセス可能で,しかも,どこでタスクをチェック(完了)しても,ちゃんと連携しているというのは,感動的な便利機能です.

このアクセシビリティの高さは特筆に値すると思います.一度このタスクとスケジュールが同時にしかも自動的に管理されるシステム(システムといってもOneNoteとOutlookを使うだけ!)に慣れると,もうこんなことに時間をかけるのは,まっぴらごめんな気持ちになります.僕はタスク管理をするために仕事をしているのではありません.仕事(ルーチンワーク)をなるべく効率的に済ませて,「まだ手を出せていない新しい領域へチャレンジする時間」を1秒でも多く稼ぐためにタスク管理をしているんです.

「○○さんにメールを返信する」というメモをいちいち手帳のToDoリストに手書きで書き写すのではなく,Outlook のメーラーで,返信する必要のあるメールで,OneNote で行った作業と同じく,フラグするだけ(図3参照)です.これで OneNote のタスクと同じように Outlook のスケジューラやToDoバーに表示されます.

■個人の仕事だけ効率化してもダメ■

昨今 Life hacks の流行で仕事の仕方があらためて注目されていたりしますが,実は個人の作業だけを効率化しても,組織としての大きな業務効率化は望めません.なぜならば組織の業務効率化はタスクやスケジュールの管理以上に「コミュニケーション&コラボレーション」が大きなカギを握っているからです.

北陸支店では,このOneNoteという触媒を一つ入れることで,個人の業務を飛躍的に効率化しつつ,チームの情報共有や,コミュニケーションのあり方を根底から変えることに成功しました.ぜひ OneNote と Outlook で簡単に実現できる業務革新,皆さんもチャレンジしてみてください!

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タスクとスケジュールを管理する – その6 報告書は出しません(時間がもったいない編)

■■■支店長!報告書書くの面倒なのでやめていいですか!■■■

前回は基本的なところで「メモしてフラグ,貼り付ける」を実践しました.
今回はその次のステップに進みます.

北陸支店で取り決めた禁止事項はたくさんありますが,その一部をご紹介すると,下記の通りです.
本ブログの読者であれば,もうすっかりご存じですよね.ご,ご存知ですよね????

  • メモ,手帳,ノート使用禁止
  • ペン使用禁止
  • プリントアウト禁止
  • ホワイトボード使用禁止
  • 会議室使用禁止
  • 出張禁止
  • 報告書禁止
  • 高いの禁止
  • 難しいの禁止
  • メンドクサイの禁止

さて,これらの制約をクリアしながら,僕はどうやって中林支店長に報告・連絡を行っているのでしょうか??そして逆に僕はどうやって中林支店長が抱えている仕事を報告を受けずに把握しているのでしょうか????

これはもはや製品や機能の問題ではありません.これだけの制約をかいくぐるために,どのようにソフトウェアを活用するか,というアイデア発想力の勝負です.旭山動物園(の昔っす)と同じ.つまり人もカネもないなら知恵を出せ,ってヤツです.

■■■そんなわけで完成した北陸支店式タスクマトリクス■■■

前回ご紹介したOneNoteの使い方はとりあえず白地にメモを取り,フラグし,ファイルを貼り付ける,というところまででした.紹介した僕が言うのもなんですが,120%面白くもへったくれもありません.飛躍を始めるのはここからです.

実はOneNoteの非常に特徴的な造りとして「コンテナ」という概念があります.ってよくわからないですよね.簡単に言うと書いたメモを,なんと縦横無尽に動かせるんです.まじすげー!

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そこで,この簡単に位置を変えられるという特性を活用すれば,面白い使い方ができることに気がつきました.

それ何かというと「位置に意味を持たせられる」ということです.

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これ真ん中に矢印image を引っ張っただけです.でもって左側は「急ぎ」,右側は「急ぎじゃない」という感じで分けただけです.ただToDoリストとして一覧にするだけではなく,このように位置に意味を持たせることで,読むのではなく,見るだけで,急ぎのタスクがどれだけあるかわかっちまうわけです.

ここで先日少しお話ししたMECEを適用するわけです.仕事というのは

  • 急いでいる? YES/NO
  • それって大事? YES/NO

に必ず分けられます.これをマトリクスにすると,こんな感じになるでしょう.

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これぞ北陸支店式タスクマトリクス!!!!

なーんちゃって,このように緊急度と重要度にわけで仕事を管理しましょう,というのは仕事術本なんかで良く言われていることです.だけど,こんなの紙の手帳じゃ管理するの死ぬほど大変です.よほど気合と時間がないとアップデートできません.だけどOneNote(とコンテナ移動の機能)があれば,簡単に位置を移動することができます.そして,このマトリクスに合わせて,

1・2・3でメモしてフラグ貼り付ける,を実践しましょう!

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そしてこいつを,この前(というかかなり前)に解説した通り,共有フォルダに保存することで,他の人もファイルを閲覧することが可能になります.すなわち,僕が重要度・緊急度に分けて書いたメモは,そのまま支店長への優先度付けされた報告になってしまうのです!!!

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他人のために報告書を書くのではありません.自分のために重要度/緊急度に分けて”メモしてフラグ,貼り付ける”のです.それが,そのまま,いちいち報告用に書きなおす報告書以上に,見る人にとってわかりやすい報告になるのです.しかも共有ノートブックなので,僕らが放っておいても,リアルタイムでチームメンバに同期されます.これまでの日報や週一度の部会連絡とは情報共有のスピードと精度が別次元です.

■■■不可能へのチャレンジ「オフィスワークの見える化」■■■

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そしてノートシール を表示というボタンimageを押すと,各自が自分のノートの至る所で立てたフラグが,全員分まとめて横串検索されます.これはマネージャにとってサイコーの機能です.だって報告しろと言わなくても,刻々と変わる部下の作業負荷状況をリアルタイムで把握できるのですから!!しかもデジタルならではの利便性で,色んな角度からチームのタスクを見通すことができます.

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部下が一つ作業をこなしフラグをチェック(完了)するたびに,ここからフラグが一つ消えていくわけです.まさに「オフィスワークの見える化」です.これを実現するために様々な管理手法と,高額な業務システムやグループウェアが考案されてきましたが,僕らが思いついたのは,もっと単純で,もっと簡単で,もっと安く実現する方法です.

OneNoteをインストールすれば,3分後にはこれまで何度もチャレンジして失敗し続けた見果てぬ夢「オフィスワークの見える化」が実現できるのです.サーバやミドルウェアが必要な巨大で高額なグループウェアじゃないとダメなんじゃないかと思うのは,単なる心理的な思い込みです.おカネをかけなくても,強力な情報共有基盤を構築することは十分可能す.

  • メモ,手帳,ノート使用禁止
  • ペン使用禁止
  • プリントアウト禁止
  • ホワイトボード使用禁止
  • 会議室使用禁止
  • 出張禁止
  • 報告書禁止
  • 高いの禁止
  • 難しいの禁止
  • メンドクサイの禁止

     

    一見不可能とか,無意味と思われがちな,これら様々な「禁止事項」こそが,我々に強靭で柔軟な組織に生まれ変わるきっかけを与えてくれたのです.

    今回使用した「北陸支店式最強のタスクマトリクス」は当ブログのオンラインストレージ(SkyDrive)に OneNote のテンプレートとして公開しましたので,ぜひお試しください.

    メモしてフラグ,貼り付ける,ですよ!

    OneNote テンプレート チームタスク管理
    OneNote 試用版
    Word,Excelなど,その他Office製品が2003やそれ以前のバージョンでも問題ありません.(共存可能)
    OSはWindowsはXP(SP2)ももちろん大丈夫です!詳しくはシステム要件をご確認ください.

    バックナンバー:
    タスクとスケジュールを管理する – その1
    タスクとスケジュールを管理する – その2 現状把握アナログ編
    タスクとスケジュールを管理する – その3 「禁止」の重要性
    タスクとスケジュールを管理する – その4 現状把握デジタル編
    タスクとスケジュールを管理する – その5 メモしてフラグ,貼り付ける

    関連項目:
    OneNote 基本編
    OneNote 共有ノートブックの新規作成
    既存のノートブックを共有する

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    タスクとスケジュールを管理する – その5 メモしてフラグ,貼り付ける

    とにかく人というのは面倒臭いこと,難しいことをするのが嫌いな生き物です.そして面倒臭がりの全日本代表が我が北陸支店メンバーです.そんな僕らが決めたベーシックルールは,以下の通りです.

    • 難しいのやだ
    • メンドクサイのやだ
    • 高いのやだ

    かなりわがままなようですが,これがクリアできないと実現できないし,何より続かないと思ったからです.皆さんもそうですよね.だから,これらの項目はゆずれません.システム手帳がパソコンになっただけで,結局同じように途中で投げ出した,なんてことになったら目も当てられません.

    ■誰でも無理なくできるところから

    僕らが最初に取組んだのは,メモの取り方です.これまではアナログの手帳はもちろんのこと,メールをメモ代わりにしたり,メモ帳(Notepad)を使ったり,独自のツールを使ったりと,ソフトウェアもてんでばらばらでした.これをOneNoteで統一し,以後ノート,メモ帳,ペン禁止としました.

    OneNoteは以前にもご紹介した通りただの白いノートです.あとはメモを書くだけですが,メモ帳と同じ使い方では意味がありません.そこでメモの取り方について基本規約を定めることにしました.それは次の通り至ってシンプルなものです.

    メモしてフラグ貼り付ける

    メモをするというのは,こんな感じです.

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    非常に簡単です.その勢いで,いつまでに終わらせるのか決めてしまいます.それがフラグです.

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    フラグによってただのメモが「タスク」に変身したわけです.さらにタスクに関連するファイルを貼り付けます.ファイルの貼り付けは,メールへのファイル添付と同じで,ファイルをOneNoteにドラッグ&ドロップするだけです.

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    「メモしてフラグ,貼り付ける」
    この1・2・3をひとつの動作として癖にしてしまうことが重要です.

    一応もっかい繰り返します

    メモしてフラグ貼り付ける

    超簡単で誰にでもできます.ぜひ小さな一歩から試してみてはいかがでしょうか.

    お試し版もぜひ活用してみてください.2か月あれば十分効果は得られます.
    http://trial.trymicrosoftoffice.com/trialjapan/product.aspx?sku=3121875&culture=ja-JP

    バックナンバー:
    タスクとスケジュールを管理する – その1
    タスクとスケジュールを管理する – その2 現状把握アナログ編
    タスクとスケジュールを管理する – その3 「禁止」の重要性
    タスクとスケジュールを管理する – その4 現状把握デジタル編

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    タスクとスケジュールを管理する – その4 現状把握デジタル編

    ということで,ノートや手帳を禁止してみましたが,パソコンに移行したからと言って業務効率が上がるわけではないことは,先にお伝えした通りです.アナログだからダメってわけでは決してありません.むしろ僕は今でもアナログ推進派です.

    さらに言えば,たとえデジタル化しても情報が分散し,効率が悪くなることさえ大いにあります.

    例えば,このひどいデスクトップを見てください.あり得ないです.
    確かにデジタル化されていますが,これを見て生産性が高いと思いますか????
    僕だってこんなの見せるのいやですよ.情けないっすもん.

    ごちゃごちゃしたデスクトップ (640x480)

    それでは共有フォルダはどうでしょうか.きっちりと「月別」や「製品別」にフォルダを細分化して,ファイルを保存していれば,生産性は上がるでしょうか?

    ごちゃごちゃした共有フォルダ (640x598)

    残念ながら上がりません.毛細血管みたいに細分化されたフォルダに大量に眠る Excel ファイルをいじる勇気は僕にはありません.結局共有フォルダに置いたファイルというのは99%,置いた人以外修正できないという問題を抱えることになるのです.

    そして閲覧ですら,それが最新ファイルであるか,使用すべきファイルであるかどうかがわかりませんから,置いた人にいちいち聞かなくてはならないということもしばしばです.

    この課題への対応の一つがデジタルであれば,Enterprise Search ということになるでしょう.

    そしてもう一つの手段は「記憶」することです.

    ええーーー!記憶!!!覚えるってこと???
    最近どうも物覚えが悪いんっす.マジ勘弁してください.

    なーんて心配しないでください.大丈夫.
    だって記憶力は鍛えられますから.

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    タスクとスケジュールを管理する – その3 「禁止」の重要性

    前回からの続きです.

    ITは情報を広く,遠くへ,正確に運んでくれます.それでもなお連絡や報告に時間がかかり,また情報の精度低下や欠落が起こっていたのは,僕が(心理的に)アトムの世界にいたからです.

    注文受付や発注処理など自動化が可能な部分は大いにIT化の恩恵を受けていますが,ルーチンワークではない知識労働者にとっては実はIT化によって逆に報告や連絡業務が増えてたんじゃないか???と思うこともしばしばでした.

    • 報告書をITで効率化する

    これはデジタルなようで実はアトムの世界です.

    • 報告書をITで効率化する
    • 報告書をITで撤廃する

    ITを使うのであれば報告書を効率化するのではなく,報告書をゼロにすべきです.
    決して不可能ではありません.不可能だとすれば,ITやシステムの問題ではなく,心理的な問題です.

    試しに部会やグループミーティングなどの連絡や報告がメインの会議をすべて禁止にしてみましょう.

    業務改革の要諦は「禁止」にあり,です.

    電話やケータイを当たり前のように使いながら,どうやれば通信費を抑えられるだろう?って悩むのは,ケーキを食べながら,どうすればダイエットに成功するだろう?って悩むのと本質的にはなんら変わりません.ダイエット食品やスポーツクラブ探す前に,ケーキを禁止してみるのはどうでしょうか.ダメでもともと,試すだけならカネはかかりません.

    とにかく「マジかよ!?」ってものを禁止してみる.
    みんな必死になるはずです.真剣になるはずです.
    自分の組織のあり方,働き方に悩むことになります.

    そして,その「必死」が業務革新を成功に導くカギになる!ような気がします.

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    「最小で,最強を」驚愕のオフィス業務革新セミナー.やります!

    にわかにブレイクを起こしつつある(と勝手に思い込んでいる),
    北陸支店発驚愕のオフィス業務革新セミナー

    「最小で,最強を~Do More With Less~」

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    強いご要望により,ついに毎週実施することに決めました.
    ご参加頂いた方々より極めて高いご評価を頂いている,この業務革新&最強の仕事術,
    ぜひ皆様お誘い合わせのうえ,ふるってご参加ください.

    【日時】3月の開催日程

    • 18日(水)13:30~15:00
    • 25日(水)13:30~15:00

    【場所】マイクロソフト北陸支店 セミナールーム

      住所:〒 920-0031 石川県 金沢 市広岡 3-1-1 金沢パークビル 11F

    (JR金沢駅西口より徒歩3分)

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    【参加費】無料

    【参加登録】電話,FAX,電子メールなど様々な手段でお申し込みください.オンラインイベント登録からもご登録頂けます.

    お申込みはこちら⇒ 「最小で,最強を」驚愕のオフィス業務革新セミナー

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